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高等部 部長挨拶

MESSAGE

隣人と共に生きることを喜び 平和を創り出す人間を育てる

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地の塩、世の光
150年の伝統を受け継いで

青山学院は、明治維新から間もない激動の時代、アメリカのプロテスタント教会より派遣された宣教師たちによって建てられました。2024年に創立150周年を迎えた本校の礎には、一貫して「愛と奉仕」の精神があります。

当時の宣教師たちが目指したのは、単なる西洋知性の伝達ではありませんでした。キリスト教信仰に基づく「神の前での平等」と「個人の尊厳」を重んじ、知性と人格を兼ね備え、新しい日本を切り拓く人間を育てるという強い使命感を持っていました。この「与えられた賜物(タレント)を生かして他者に仕える」という精神は、本校のスクール・モットーである「地の塩、世の光」として、今なお引き継がれています。

自主性と共生を育む
「高等部」の文化

男女共学の「高等部」となって75年余。本校は、生徒の自主性を尊重する独自の「高等部文化」を育んできました。

神と自分自身を見つめる毎日の礼拝、昼休み後に行われるホームルーム、「三者」と呼ばれる伝統的な生徒会の活動、そして日常的に留学生と交流する多様性豊かな環境。これらはすべて、生徒が主体的に学び、社会の一員としての責任を自覚するための大切な場です。
本校は「自由な校風」と評されることがありますが、それは決して「放任」を意味するものではありません。私たちは、定められたルールの意義を考え、必要であれば対話を通じて改善を試みるプロセスを大切にしています。集団生活における適切な役割を通じて、「真の自由とは何か」「隣人と共に生きるとはどういうことか」を、3年間の生活から学び取ってほしいと願っています。

自らの賜物を生かし
平和を実現する者へ

私は、本校の生徒を心から誇りに思っています。日々の生活の中で笑い、時に葛藤し、失敗を糧にしながら、決定的な場面で驚くべき才能を発揮する彼らの姿には、常に新しい発見があります。生徒一人ひとりに内在する「賜物」を見つめ、それを引き出し、磨き上げる環境を提供することこそが、私たちの使命です。

テクノロジーが飛躍的に進化し、社会のあり方が変容し続ける現代において、改めて『学校』の存在意義が問われています。学びや育ちの場が多様化し、学校以外の選択肢が広がることは歓迎すべき変化であると私は考えます。しかし同時に、今こそ学校の価値が明確になってきていると確信します。多様な価値観を持つ他者と出会い、「隣人と共に生きる」ことを深く経験する場が、将来、世界に平和を実現する人を育てると信じているからです。

青山学院高等部がすべての生徒にとって希望に満ちた成長の場となるよう、教職員一同、尽力してまいります。

田中 由紀 (略歴)

1984:
津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業
学校法人聖学院 女子聖学院英語科専任教諭
 
1992:
青山学院高等部英語科専任教諭
2026より現職。日本基督教団 聖ケ丘教会会員
 
趣味:
ピアノ、絵の鑑賞
 
好きな言葉:
空の鳥を見なさい。種も蒔かず、刈り入れもせず、倉に納めもしない。だが、あなた方の天の父は鳥を養ってくださる。(新約聖書マタイによる福音書6章)

青山学院高等部 部長

田中 由紀
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